イベント情報詳細

主催者 坂村真民記念館
開催日時 平成27年06月06日(土)~平成27年10月18日(日) 開館時間9:00~17:00(入場は16:30まで)
開催場所 名称:坂村真民記念館
所在地:伊予郡砥部町 大南705
電話番号:089-969-3643
駐車場:普通車約100台、大型バス駐車可
料金 【入館料】
65歳以上:300円、一般:400円、高校生・大学生:300円、小・中学生:200円
※15人以上の団体は団体割引あり
内容 坂村真民の詩で一番多いのは、家族を詠った詩です。貧しい生活の中で一生懸命に生きようとする家族の、切なく哀しい中にも、喜びと愛情あふれる日常の生活を詠った詩を、たくさん書き残しています。今回の企画展では、こうした坂村真民の家族を詠った詩の中から代表的な詩を採りあげ、その詩の生まれた背景やその頃の家族の状況について、当時の写真やゆかりの品物、真民が書き残した「思索ノート」の言葉の中から、詩としては表現されていない「真民の心の奥にある言葉」を取り出して、パネルにまとめて分りやすく展示し、「坂村家の世界」を再現しています。
 真民詩に出てくる坂村家の家族、妻と三人の娘たちは、貧しさを貧しさと感ずることなく、厳しい生活の中でも精一杯、楽しく幸せに毎日を生きています。また、「子供が一瞬見せる、純粋な姿、何気ない言葉」を、詩人としての感性で受け止め、それを詩に書きとめたもの。さらには、「一生懸命生きようとする子供たちへの優しい父親の眼」で見た「わが子の生きる姿」へのエール。こうした「家族の光景」がいっぱい盛り込まれているのが真民詩です。
 さらに、今回の企画展では、真民詩によく出てくる「三人の子」はもちろんですが、この「三人の子の母親」であり「真民の妻」である坂村久代の存在に焦点を当てています。
 坂村真民が「真民らしく」生き、「真民流の生き方」を貫くことができたのも、三人の子が素直で、明るく優しい娘に育つことができたのも、この「妻・母」がいたからこそであると言えるからです。
 坂村真民は、詩の中ではあまり妻の事を書いていませんが、真民の「思索ノート」である「詩記」のなかでは、「自分が今あることも、子供たちが素直で育ってくれたのも、お前のおかげだ」という妻への感謝の気持ちをいっぱい書いているのです。
 坂村真民の詩には、「本当の家族の幸せ」とは何かを考えさせてくれる詩、「懐かしい家族の姿」を思い出させてくれる詩が数多くあります。東日本大震災を契機に、家族の絆、家族の温かさを、今一度見つめ直す人が多くなってきていますが、真民詩を読むと、やっぱり家族はいいなと素直に思え、家族の絆をもう一度確かめさせてくれる気持ちになります。どうぞ、皆さんも「坂村真民と家族の絆」展にお出かけくださり、それぞれの家族の絆をもう一度確かめるきっかけを掴んでくだされば幸いです。
備考 休館日:月曜(月曜が祝日の場合は翌日)
問合せ先 名称:坂村真民記念館 住所:〒791-2132 愛媛県伊予郡砥部町大南705 電話番号:089-969-3643

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